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東京財団政策研究所・渋谷健司先生とPodcast!

こんにちは🌞

今回は、最近のKK’s Podcastについて振り返っていきます!

第13回は、東京財団政策研究所 研究主幹の渋谷健司先生にお話をお伺いしました。

コロナ禍で「グローバル・ヘルス」という言葉を耳にする機会が増えましたね。

今回は、その専門家である渋谷先生に、「グローバル・ヘルスとは何なのか」「日本と海外を比べた時の課題」などから、先生のマイブームまで、さまざまなトピックについて分かりやすくお話しいただきました。

そこで今回は気になったトピックを3つ、ピックアップしていきます。



人を集めるためには環境が大事

今回初めてお伺いした「東京財団政策研究所」は、六本木の街が一望できるロケーションで、ディスカッションスペースも整った、とても綺麗な場所でした。

渋谷先生はインタビュー内で、「場所」の重要性に触れられていました。いい場所にいい人が集まるということで、まず環境の要素があり、その次に「誰がいるか」という、人間の要素が続くとのことです。「人とのご縁」がキャリアに大きな影響を与えてきたと仰っていた渋谷先生の言葉には重みがありました。

環境について考えてみると、社会のなかで生きる人間の諸相について、「私は、私と私の環境である」と表現し、社会性の現代的視座を切り開いたオルテガの『個人と社会―人と人々』がまず思い浮かびます。

キャリアという切り口から見ても、人間と環境、そこで生まれる「ご縁」に深い関係性があるからこそ、より良いハブとしての環境の大切さを感じました。

グローバル・ヘルスと発信について

緊急事態宣言やインフォデミック対策等、システムやルールづくりなどを主導してきた世界保健機関(WHO)の影響もあり、注目されている「グローバル・ヘルス」。

今回はその専門家である渋谷先生に、「そもそもグローバル・ヘルスって何なのか」から始まり、現在の世界的な公衆衛生をコントロールすることにおける、国連の機関的な課題や、感染症がグローバルな問題になった中で、今後の感染症にグローバル・ガバナンスがどのように機能していけるのか、などについても視座をお伺いできました。

さらに、渋谷先生がもともと国際ジャーナリストに興味があり、今も最終的な目標のなかに挙げられていたことから、ジャーナリズムに対する考えをお伺いすることもできました。

渋谷先生はメディアで積極的に情報発信をされている姿が印象的ですよね。

そこで、「先生にとって発信とはどういうことか」ということについてもお伺いしました。

発信というと、「伝えたいことを伝える」という視点が先行してしまいがちですが、そうではなく、相手の利益とのバランスを図るというところを強調されていました。普段広報の仕事をする私にとっても発見の連続でした。

「科学に基づいた」ヘルスケア!

渋谷先生にマイブームをお伺いしてみたところ、なんと「健康」でした!

食事や睡眠、運動が大切というのは、ヘルスケアのテーマで再三耳にしますよね。しかし、渋谷先生からは、そういったヘルスケアを「科学にもとづいて行う」ことが重要だ、という言葉がありました。

いま、ネットを見れば「身体にいいもの」「身体にいい習慣」の情報が溢れています。「これで免疫力がアップする」と謳われた商品を目にすれば、私たちは気軽に試したり、購入することができます。しかし、本当の意味でそれが「ヘルスケア」になっているのか(効果があったのか)と顧みることは、意外と多くありません。

ヘルスケアの言論に意識を高まらせ、疑う隙もなく突き動かされていることも珍しくないのではないでしょうか。「なんか効きそう」だったり、「なんかすごそう」だったりすると、効いている気になることもあるかもしれません。

一方で、今回渋谷先生にお話いただいた「ヘルスケア」は、例えば数値測定をするウェアラブルデバイスなどを用い、データに基づいて自分自身の体調と向き合うというところから始まっていました。まさに健康を「管理する」という、ヘルスケア本来の意味に沿っている行動で、自分自身のヘルスケアの意識を考え直すきっかけになりました。

最近ではアップルウォッチなどで管理する人も珍しくなくなり、今まで病院で診断してもらう者だった「健康」という価値が、ますます能動的、主体的なものへと移行しつつあるのを感じます。

その他、インタビューの中では、渋谷先生のこれまでのキャリアを踏まえたアドバイスや、今後の目標などもお伺いしています。興味のある方はぜひ聴いてみてくださいね✨

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