NeoMESeminar
ネオMEセミナー

ネオMEセミナー(2022年5月20日13時30分〜)

NeoMESeminar

日時:

2022年5月20日13時30分〜
(オンライン・日本語)

対象:

研究機関および関連機関等に従事されている方

参加登録(必須):

登録はこちらから
https://us06web.zoom.us/meeting/register/tZwtceirqTkuEtFxWjacZz_BQywI9h5OVlLr

本セミナーに参加登録いただいた場合、下記リンク先の秘密保持契約および注意事項に同意いただいたものとみなします。

秘密保持契約および注意事項

講演者:

Hyeongki Park
名古屋大学大学院理学研究科理学専攻・異分野融合生物学研究室(iBLab)

演題:

2次元ベクトルのランダム性に着目した定量的歩行者行動分析

要旨:

商店街、ショッピングモールでの人流解析はマーケティングの向上を図ることにおいて重要な研究課題の一つであり、マーケティング戦略の効果を調べることやショッピングモールのデザインの最適化など、多様に活用される。このような人流に関する情報は、各商店の売り上げや顧客向けのアンケート調査などの直接的な方法でも把握できるが、このようなデータは得ることが困難であり、リアルタイムでは分析できないという問題点がある。従って、カメラのような設備から入手できるデータを効果的に解析する方法が必要である。この課題に対する従来の研究では密度を指標として活用することがほとんどであるが、密度だけからは断片的な情報しか得られないという問題点がある。例えば、歩行者がある商店街を単純に通過しているか、またはショッピングしているか把握することは困難である。
本研究では、“人流データは時系列の離散ベクトル場としてみなせること”と、“商店街を単純に通過する歩行者よりイベントに参加したり、商店を利用したりする歩行者はもっとランダムに近い動きをしているはずであること”、この2点に注目して時系列の離散ベクトル場のランダム性を定量化する方法を考察し、それを基盤に“賑わい”を定量的に測る指標を構成する。

関連リンク:

九州大学持続的共進化地域創成拠点
https://coi.kyushu-u.ac.jp/


ネオMEセミナーについてはこちらからご覧ください。
https://iblab.bio.nagoya-u.ac.jp/about/activities