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招へい教員

Kim Kwangsu (きむ くぁんす)

  • 所属:釜慶大学科学システムシミュレーション学科(韓国)
  • 役職:助教
  • 所属学会:日本ウイルス学会、日本数理生物学会、Korean Society for Mathematical Biology、Korean Mathematical Society
  • 連絡先:kwangsukim[at]pknu.ac.kr ※[at]を@に置き換えて下さい。
略歴
学歴
職歴
研究内容

私は数学をバックグラウンドとして、ウイルスダイナミクスの研究を行なっています。ウイルス学実験で得られる結果はウイルス感染における複雑なメカニズムを内包しているので、数理モデルと実験データを組み合わせた新しいアプローチによってこのメカニズムを解き明かします。対象とするウイルスは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、ボルナウイルス(BDV)、B 型肝炎ウイルス(HBV)、C 型肝炎ウイルス(HCV)、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)など多岐にわたります。これらのウイルスについて、異分野融合アプローチによって、単一の分野のアプローチのみでは得られない新たな知見を得ることを目指しています。例えば、ウイルス感染の各プロセスに焦点を当てた数理モデルによって、ウイルスと宿主間の相互作用を明らかにしたり、ウイルスへの応答やそれぞれのウイルスの感染性の違いを定量的に解析したりしています。さらに、ヒトの体内でのウイルス量の時間変化を解析することで、期待される抗ウイルス薬の薬効の評価や、疫学的な指標との関係性について理論的な観点から示唆を与える研究も行っています。

稲葉 寿 (いなば ひさし)

  • 所属:東京学芸大学教育学部自然科学系数学講座
  • 役職:特任教授
  • 所属学会:日本数理生物学会,日本人口学会,日本数学会,日本応用数理学会
  • 連絡先:inaba[at]ms.u-tokyo.ac.jp ※[at]を@に置き換えて下さい。
略歴
学歴
職歴
研究内容

主に人口学、感染症疫学にあらわれる構造化個体群モデルの数学的解析を実施しています。基本再生産数の一般理論、微分方程式モデルを基礎として数理人口学、感染症数理モデルの大系化をはかっています。

渡士 幸一 (わたし こういち)

  • 所属:国立感染症研究所 治療薬・ワクチン開発研究センター
  • 役職:治療薬開発総括研究官
  • 所属学会:日本ウイルス学会、日本薬学会、日本分子生物学会、日本肝臓学会、抗ウイルス療法学会
  • 連絡先:kwatashi [at]nih.go.jp ※[at]を@に置き換えて下さい。
略歴
学歴
職歴
研究内容

私たちは、ウイルス感染現象、つまり異物(ウイルス)と生命体(宿主)の相互作用により引き起こされる様々なイベントを対象として、その 5W1H を理解し、これを制御する研究を進めています。また感染症創薬において新興感染症への迅速対応を可能にするシステム作りも進め、社会へ貢献できるウイルス学の開拓と推進を目指します。

森田 善久 (もりた よしひさ)

  • 所属:龍谷大学 先端理工学部
  • 役職:教授
  • 所属学会:日本数学会、日本数理生物学会、日本応用数理学会、American Mathematical Society、Society for Industrial and Applied Mathematics
  • 連絡先:morita[at]rins.ryukoku.ac.jp ※[at]を@に置き換えて下さい。
略歴
学歴
職歴
研究内容

反応拡散モデルによる時空間パターン形成の数学的理論を研究しています。数理生物分野のパターン形成のメカニズムの解明に通じるような研究を目指しています。最近のテーマは、メトリックグラフにおけるフロント波の伝播・ピン留め現象、保存則を持つ系における局在化パターンの構成や安定性解析などです。

江島 啓介 (えじま けいすけ)

  • 所属:南洋理工大学医学部(シンガポール)
  • 役職:助教
  • 所属学会:数理生物学会、Obesity Society、American Society for Nutrition
  • 連絡先:keisuke.ejima[at]ntu.edu.sg ※[at]を@に置き換えて下さい。
略歴
学歴
職歴
研究内容

感染症の数理モデル研究で学位を取得した後、アメリカで肥満や生活習慣病の伝播モデルの研究を始め、肥満・栄養疫学における生物統計的な問題を解決する手法の開発を行ってきました。最近は COVID-19 に関わる様々な研究に従事しています。近年の研究の興味は、1)食事摂取量の正確な測り方(統計的手法によるバイアス補正法)、2)時系列バイオマーカー(体重、ウイルス量、免疫など様々)の分析を通じた疾患の予測や疫学への応用を行っています。様々な(臨床・動物)実験のデザイン作成(サンプルサイズや分析手法の提案)も関わっています。生き物(特にヒト)とデータが好きですが、数学はちょっと苦手です。

野下 浩司 (のした こうじ)

  • 所属:九州大学大学院理学研究院生物科学部門
  • 役職:助教
  • 所属学会:日本古生物学会,日本進化学会,日本数理生物学会,日本生態学会,The Society for the Study of Evolution,日本育種学会,農業情報学会
  • 連絡先:noshita[at]morphometrics.jp ※[at]を@に置き換えて下さい。
略歴
学歴
職歴
研究内容

「かたち」を測ること(形態測定学)やモデル化し解析すること(理論形態学)に興味をもち研究に取り組んでいます。対象は動物(巻貝・マウス・ヒト)、植物(ダイズ・コムギ・モモ)、人工物(土器・甕)など様々です。現在は特に、3 次元画像解析や機械学習を用いてフェノタイピングの効率化を進める研究と従来表現が難しい「かたち」を記述する数理モデルの開発に重点的に取り組んでいます。

山口 諒 (やまぐち りょう)

  • 所属:北海道大学大学院先端生命科学研究院
  • 役職:助教
  • 所属学会:日本数理生物学会、日本生態学会、日本進化学会、Society for the Study of Evolution
  • 連絡先:ryamaguchi[at]sci.hokudai.ac.jp ※[at]を@に置き換えて下さい。
略歴
学歴
職歴
研究内容

理論モデルやコンピュータシミュレーションなどによる数理的手法を用い、生物の適応進化や多様性が形成されるメカニズムとそのパターンに関する研究が専門です。野外生物の新種形成、生体内の細胞に蓄積する変異やウイルスのゲノム進化まで幅広い現象を研究対象としています。

河原 吉伸 (かわはら よしのぶ)

  • 所属:大阪大学大学院情報科学研究科
  • 役職:教授
  • 所属学会:人工知能学会、日本神経回路学会、計測自動制御学会
  • 連絡先:kawahara[at]imi.kyushu-u.ac.jp ※[at]を@に置き換えて下さい。
略歴
学歴
職歴
研究内容

統計的機械学習の新たなモデルやアルゴリズムの開発、および、理論の構築に関連した研究に取り組んでいます。統計的機械学習は、多くの科学分野におけるデータ駆動による研究や、社会に浸透しつつある AI 関連技術を支える主要な基盤的研究領域の一つです。特に最近は、複雑なダイナミクスの理解・予測のための機械学習、及び機械学習における離散構造と最適化、に関連する課題を重点的に研究しています。また、様々な自然科学領域や産業分野における課題への開発した方法・原理を適用して応用研究にも取り組んでいます。