Members メンバー
招へい教員
Kim Kwangsu (きむ くぁんす)
- 所属:釜慶大学科学システムシミュレーション学科(韓国)
- 役職:助教
- 所属学会:日本ウイルス学会、日本数理生物学会、Korean Society for Mathematical Biology、Korean Mathematical Society
- 連絡先:kwangsukim[at]pknu.ac.kr ※[at]を@に置き換えて下さい。
略歴
学歴
- 2011年02月
- 釜山大学数学科(韓国)卒業
- 2013年02月
- 釜山大学数学科(韓国)修士修了
- 2018年08月
- 釜山大学数学科(韓国)博士修了
職歴
- 2018年08月~ 2020年08月
- 九州大学大学院理学研究院生物科学部門・Visiting post-doc
- 2020年09月~ 2021年03月
- 九州大学大学院理学研究院生物科学部門・特任助教
- 2021年04月~ 2022年03月
- 名古屋大学大学院理学研究科理学専攻・特任講師
- 2022年04月~現在
- 釜慶大学科学システムシミュレーション学科(韓国)・助教
研究内容
私は数学をバックグラウンドとして、ウイルスダイナミクスの研究を行なっています。ウイルス学実験で得られる結果はウイルス感染における複雑なメカニズムを内包しているので、数理モデルと実験データを組み合わせた新しいアプローチによってこのメカニズムを解き明かします。対象とするウイルスは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、ボルナウイルス(BDV)、B 型肝炎ウイルス(HBV)、C 型肝炎ウイルス(HCV)、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)など多岐にわたります。これらのウイルスについて、異分野融合アプローチによって、単一の分野のアプローチのみでは得られない新たな知見を得ることを目指しています。例えば、ウイルス感染の各プロセスに焦点を当てた数理モデルによって、ウイルスと宿主間の相互作用を明らかにしたり、ウイルスへの応答やそれぞれのウイルスの感染性の違いを定量的に解析したりしています。さらに、ヒトの体内でのウイルス量の時間変化を解析することで、期待される抗ウイルス薬の薬効の評価や、疫学的な指標との関係性について理論的な観点から示唆を与える研究も行っています。
稲葉 寿 (いなば ひさし)
- 所属:東京学芸大学教育学部自然科学系数学講座
- 役職:特任教授
- 所属学会:日本数理生物学会,日本人口学会,日本数学会,日本応用数理学会
- 連絡先:inaba[at]ms.u-tokyo.ac.jp ※[at]を@に置き換えて下さい。
略歴
学歴
- 1982年03月
- 京都大学理学部卒業
- 1989年11月
- ライデン大学 PhD 取得
職歴
- 1982年04月~ 1992年03月
- 厚生省人口問題研究所・研究員
- 1992年04月~ 1993年10月
- 厚生省人口問題研究所・主任研究官
- 1993年11月~ 1996年03月
- 厚生省人口問題研究所・世帯構造研究室長
- 1996年04月~ 2007年03月
- 東京大学大学院数理科学研究科・助教授
- 2007年04月~ 2014年03月
- 東京大学大学院数理科学研究科・准教授
- 2014年04月~ 2023年03月
- 東京大学大学院数理科学研究科・教授
- 2023年04月~ 現在
- 東京学芸大学 教育学部自然科学系数学講座・特任教授
研究内容
主に人口学、感染症疫学にあらわれる構造化個体群モデルの数学的解析を実施しています。基本再生産数の一般理論、微分方程式モデルを基礎として数理人口学、感染症数理モデルの大系化をはかっています。
渡士 幸一 (わたし こういち)
- 所属:国立感染症研究所 治療薬・ワクチン開発研究センター
- 役職:治療薬開発総括研究官
- 所属学会:日本ウイルス学会、日本薬学会、日本分子生物学会、日本肝臓学会、抗ウイルス療法学会
- 連絡先:kwatashi [at]nih.go.jp ※[at]を@に置き換えて下さい。
略歴
学歴
- 1998年03月
- 京都大学薬学部卒業
- 2000年03月
- 京都大学大学院薬学研究科修士課程修了
- 2003年03月
- 京都大学大学院薬学研究科博士課程修了
博士(薬学)(京都大学)取得
職歴
- 2002年04月~ 2003年10月
- 日本学術振興会・特別研究員DC PD
- 2003年11月~ 2008年12月
- 京都大学ウイルス研究所助手・助教
(2007年04月〜2008年12月 休職) - 2007年04月~ 2009年11月
- 米国国立衛生研究所・客員研究員
- 2009年12月~ 2021年03月
- 国立感染症研究所ウイルス第二部・主任研究官
- 2011年04月~現在
- 東京理科大学大学院理工学研究科応用生物科学科・客員准教授/研究室主任
(2019年04月〜客員教授/研究室主任) - 2021年04月~現在
- 国立感染症研究所治療薬・ワクチン開発研究センター・治療薬開発総括研究官(治療薬部門長)
研究内容
私たちは、ウイルス感染現象、つまり異物(ウイルス)と生命体(宿主)の相互作用により引き起こされる様々なイベントを対象として、その 5W1H を理解し、これを制御する研究を進めています。また感染症創薬において新興感染症への迅速対応を可能にするシステム作りも進め、社会へ貢献できるウイルス学の開拓と推進を目指します。
森田 善久 (もりた よしひさ)
- 所属:龍谷大学 先端理工学部
- 役職:教授
- 所属学会:日本数学会、日本数理生物学会、日本応用数理学会、American Mathematical Society、Society for Industrial and Applied Mathematics
- 連絡先:morita[at]rins.ryukoku.ac.jp ※[at]を@に置き換えて下さい。
略歴
学歴
- 1987年03月
- 京都大学大学院理学研究科数理解析専攻博士課程修了
博士(理学)(京都大学)取得
職歴
- 1987年04月~ 1989年03月
- 京都大学数理解析研究所・日本学術振興会特別研究員
- 1989年04月~ 1993年03月
- 龍谷大学理工学部・講師
- 1993年04月〜 1998年03月
- 龍谷大学理工学部・助教授
- 1998年04月〜 2020年03月
- 龍谷大学理工学部・教授
- 2020年04月〜現在
- 龍谷大学先端理工学部・教授
研究内容
反応拡散モデルによる時空間パターン形成の数学的理論を研究しています。数理生物分野のパターン形成のメカニズムの解明に通じるような研究を目指しています。最近のテーマは、メトリックグラフにおけるフロント波の伝播・ピン留め現象、保存則を持つ系における局在化パターンの構成や安定性解析などです。
江島 啓介 (えじま けいすけ)
- 所属:南洋理工大学医学部(シンガポール)
- 役職:助教
- 所属学会:数理生物学会、Obesity Society、American Society for Nutrition
- 連絡先:keisuke.ejima[at]ntu.edu.sg ※[at]を@に置き換えて下さい。
略歴
学歴
- 2009年03月
- 東京大学経済学部経営学科卒業
- 2011年03月
- 東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻修士課程修了
- 2014年03月
- 東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻博士課程修了
博士(情報理工学)(東京大学)取得
職歴
- 2014年04月~ 2014年09月
- 東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学専攻・学術支援職員
- 2014年09月~ 2017年08月
- アラバマ大学バーミンガム校栄養肥満研究センター・博士研究員
- 2017年09月~ 2019年08月
- インディアナ大学公衆衛生大学院・博士研究員
- 2019年09月~ 2022年08月
- インディアナ大学公衆衛生大学院・助教
- 2022年11月~現在
- 南洋理工大学医学部・助教
研究内容
感染症の数理モデル研究で学位を取得した後、アメリカで肥満や生活習慣病の伝播モデルの研究を始め、肥満・栄養疫学における生物統計的な問題を解決する手法の開発を行ってきました。最近は COVID-19 に関わる様々な研究に従事しています。近年の研究の興味は、1)食事摂取量の正確な測り方(統計的手法によるバイアス補正法)、2)時系列バイオマーカー(体重、ウイルス量、免疫など様々)の分析を通じた疾患の予測や疫学への応用を行っています。様々な(臨床・動物)実験のデザイン作成(サンプルサイズや分析手法の提案)も関わっています。生き物(特にヒト)とデータが好きですが、数学はちょっと苦手です。
野下 浩司 (のした こうじ)
- 所属:九州大学大学院理学研究院生物科学部門
- 役職:助教
- 所属学会:日本古生物学会,日本進化学会,日本数理生物学会,日本生態学会,The Society for the Study of Evolution,日本育種学会,農業情報学会
- 連絡先:noshita[at]morphometrics.jp ※[at]を@に置き換えて下さい。
略歴
学歴
- 2010年03月
- 静岡大学理学部地球科学科卒業
- 2015年03月
- 九州大学大学院システム生命科学府5年一貫制博士課程修了
博士(理学)(九州大学)取得
職歴
- 2012年04月~ 2015年03月
- 日本学術振興会・特別研究員 DC1
- 2015年04月~ 2016年09月
- 東京大学農学生命科学研究科・特任研究員
- 2016年10月~ 2018年03月
- 科学技術振興機構「情報科学との協働による革新的な農産物栽培手法を実現するための技術基盤の創出」さきがけ研究者・専任
- 2018年04月~現在
- 九州大学大学院理学研究院生物科学部門・助教
- ( 2018年04月~ 2020年03月
- 「情報科学との協働による革新的な農産物栽培手法を実現するための技術基盤の創出」さきがけ研究者を兼任 )
- ( 2018年04月~現在
- 九州大学植物フロンティア研究センターを兼任 )
研究内容
「かたち」を測ること(形態測定学)やモデル化し解析すること(理論形態学)に興味をもち研究に取り組んでいます。対象は動物(巻貝・マウス・ヒト)、植物(ダイズ・コムギ・モモ)、人工物(土器・甕)など様々です。現在は特に、3 次元画像解析や機械学習を用いてフェノタイピングの効率化を進める研究と従来表現が難しい「かたち」を記述する数理モデルの開発に重点的に取り組んでいます。
山口 諒 (やまぐち りょう)
- 所属:北海道大学大学院先端生命科学研究院
- 役職:助教
- 所属学会:日本数理生物学会、日本生態学会、日本進化学会、Society for the Study of Evolution
- 連絡先:ryamaguchi[at]sci.hokudai.ac.jp ※[at]を@に置き換えて下さい。
略歴
学歴
- 2012年03月
- 九州大学理学部生物学科卒業
- 2017年03月
- 九州大学大学院システム生命科学府5年一貫制博士課程修了
博士(理学)(九州大学)取得
職歴
- 2014年04月~ 2017年03月
- 日本学術振興会・特別研究員 DC1
- 2017年04月~ 2020年03月
- 日本学術振興会・特別研究員 PD
- 2020年04月~現在
- 北海道大学大学院先端生命科学研究院・助教
研究内容
理論モデルやコンピュータシミュレーションなどによる数理的手法を用い、生物の適応進化や多様性が形成されるメカニズムとそのパターンに関する研究が専門です。野外生物の新種形成、生体内の細胞に蓄積する変異やウイルスのゲノム進化まで幅広い現象を研究対象としています。
河原 吉伸 (かわはら よしのぶ)
- 所属:大阪大学大学院情報科学研究科
- 役職:教授
- 所属学会:人工知能学会、日本神経回路学会、計測自動制御学会
- 連絡先:kawahara[at]imi.kyushu-u.ac.jp ※[at]を@に置き換えて下さい。
略歴
学歴
- 2003年03月
- 東京大学工学部卒業
- 2005年03月
- 東京大学大学院工学系研究科修士課程修了
- 2008年03月
- 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了
博士(理学)(東京大学)取得
職歴
- 2008年04月~ 2009年09月
- 東京工業大学・グローバル COE 研究員
- 2009年10月~ 2010年09月
- 大阪大学産業科学研究所・助教
(2014年10月~ 2018年03月:「知の創生と情報社会」さきがけ研究者を兼任) - 2010年05月~ 2010年10月
- マックスプランク研究所・客員研究員
- 2013年04月~ 2019年03月
- 大阪大学産業科学研究所・准教授 (〜2019年3月)
- 2013年07月~ 2014年07月
- ワシントン大学シアトル校・客員研究員
- 2018年04月~ 2019年03月
- 神戸大学システム情報学研究科・客員准教授
- 2016年09月~現在
- 理化学研究所革新知能統合研究センター・チームリーダー
- 2019年04月~現在
- 神戸大学システム情報学研究科・客員教授
九州大学マス・フォア・インダストリ研究所・客員教授 - 2022年10月~現在
- 大阪大学 大学院情報科学研究科・教授
- (2019年10月~現在
- 「数学・数理科学と情報科学の連携・融合による情報活用基盤の創出と社会課題解決に向けた展開」CREST 研究代表者)
研究内容
統計的機械学習の新たなモデルやアルゴリズムの開発、および、理論の構築に関連した研究に取り組んでいます。統計的機械学習は、多くの科学分野におけるデータ駆動による研究や、社会に浸透しつつある AI 関連技術を支える主要な基盤的研究領域の一つです。特に最近は、複雑なダイナミクスの理解・予測のための機械学習、及び機械学習における離散構造と最適化、に関連する課題を重点的に研究しています。また、様々な自然科学領域や産業分野における課題への開発した方法・原理を適用して応用研究にも取り組んでいます。